無料受注管理システムの落とし穴！プロが本当におすすめする受注管理システム5選

2025年3月10日 2025年3月31日

受注が増えて管理が追いつかない…。手作業だとミスも出るし、効率も悪い…。システムを導入すると便利なのは分かるけど、コストが気になる…。まずは無料で使える受注管理システムはないかな？

受注管理システムには「無料プラン」もあるけど、実際どこまで使えるかは注意が必要です。完全無料だと思って使っていたら、気づいたときには有料プランに移行していたなんてことも…。

ネットショップやECサイトの運営が軌道に乗り、受注が増えてくると、手作業での管理に限界を感じることはありませんか？

注文ミスや出荷遅延を防ぎ、業務を効率化するためには受注管理システムの導入が欠かせません。

しかし、

「受注管理システムを導入したいけど、できるだけコストは抑えたい」
「無料で使えるサービスは何ができるの？」
「そもそも、本当に無料なの？」

と、気になる方も多いはず。

実際に、無料プランを提供している受注管理システムも存在しますが、機能制限があったり、一定の注文数を超えると有料プランへの移行が必要なケースがほとんどです。

本記事では、受注管理システムの「助ネコEC管理システム」を提供している私達が、無料で使える受注管理システムの落とし穴や、本当におすすめする受注管理システムについて詳しく解説します。

目次（クリックで移動）

1 無料の受注管理システムの落とし穴
2 無料の受注管理システムを使わずに、受注管理を無料で効率化する方法
3 【脱無料】プロがおすすめする受注管理システム5選
4 まとめ：無料の受注管理システムは魅力だけど「業務に合うか」を最重要視しよう！

無料の受注管理システムの落とし穴

「無料の受注管理システムって使えるのかな？」
「コストをかけずに効率化できたら最高なのに」

と考えたことがある方のために、ここでは「無料受注管理システムの落とし穴や注意点」を解説します。

無料の受注管理システムって、どんなもの？

そもそも、無料の受注管理システムとは、いったいどんなものなのでしょうか？

「無料」と聞くと魅力的に感じますが、完全無料の受注管理システムには落とし穴も存在します。

中には、以下のようなケースも。

期間限定の無料トライアル
機能制限付きのフリープラン
特定のモールやサービス連携が必須
サポートがない
特定条件で有料プランに自動以降

つまり、「無料」と言っても、実際に業務でしっかり活用するには制限があるケースが多いのが実情です。

そもそも、完全無料の受注管理システムはほぼ存在しない

その理由として、受注管理システムには以下のコストがかかるため、企業が無料で提供するのは難しいからです。

サーバー費用
システム開発・運営コスト
セキュリティ対策

本格的に運用する場合、無料プランでは機能が足りず、結局のところ有料プランで使わなければ、意味がないというケースもありますので注意が必要です。

無料の受注管理システムを使う上での注意点

無料の受注管理システムを検討する際、特に気をつけたいのが以下のポイントです。

連携できるモールやカートが限られていないか？
受注件数が増えたときに、どう対応できるのか？
サポートや初期設定の支援がしっかりあるか？
セキュリティやデータ管理は安全に行われているか？

このあたりは、実際に業務で使っていくうえで非常に重要な部分です。

特に、複数モールや外部ツールを連携しているEC事業者の場合、無料ツールでは業務全体をカバーしきれないケースが多く見られます。

その結果、業務が分断されたり、手間が逆に増えてしまったりすることも。

「無料だからOK」と飛びつくのではなく、自社の業務に本当に合っているかを事前にしっかり確認することが大切です。

無料の受注管理システムだけで考えない方が良い場合も

無料の受注管理システムは、導入コストを抑えられる点で非常に魅力的です。

特に、ECサイトを立ち上げたばかりの段階や、まだ受注数が少ないショップにとっては、「まずは使ってみたい」という気持ちもよくわかります。

ただし、すべての事業者にとって「無料＝ベスト」とは限りません。

無料だけにこだわらず、将来的な使いやすさやサポート体制まで視野に入れることが大切です。

無料の受注管理システムを使わずに、受注管理を無料で効率化する方法

「そうはいっても、無料で受注管理を効率化する方法はないの？」

という方の為に、無料の受注管理システムを使わずに、無料で受注管理を効率化する方法をご紹介します。

まずは、受注管理の基本的な流れを整理する

無料で受注管理を効率化する前にやっていただきたいことがあります。

それは、現在の受注管理の業務フローを明確にし、無駄な作業や時間がかかるポイントを特定することです。

以下のようなステップで受注管理の流れを整理すると、作業効率が向上します。

受注の受付（電話・メール・FAX・Webフォームなどから受注情報を取得）
受注内容の記録（受注データをエクセルや手書きで管理）
在庫・納期の確認（商品の在庫状況と納品可能日を確認）
注文確定と通知（顧客へ受注確認の連絡）
出荷・納品（配送業者への手配、または直接納品）
請求・入金確認（請求書の発行と入金チェック）

これらの流れを、紙やエクセルで管理している場合、「どの工程でどのくらい時間がかかっているか」を見直すだけで効率化できるポイントが見つかります。

１、ExcelやGoogleスプレッドシートを活用する

完全無料で受注管理を行うには、ExcelやGoogleスプレッドシートを活用するのが基本です。

Excel・スプレッドシートの効率的な管理方法

受注リストのテンプレートを作成
フィルタ機能を活用
関数を活用
条件付き書式でミスを防ぐ

単に表を作るのではなく、フォーマットを工夫することで作業効率が大幅に向上します。

２、受注業務をルール化して時間を短縮

受注業務を無料で効率化するには、業務の標準化（ルール化）が重要です。

受注の受付時間を決める
問い合わせ対応のテンプレートを作成する
ファイルの命名ルールを統一する

このようなルール決めをすることで、作業がシンプルになります。

３、受注管理をチームで共有しやすくする

受注管理を担当するスタッフが、1人だけでなく複数人いる場合、情報共有をスムーズにする工夫が必要です。

GoogleドライブやDropboxなど、無料のクラウドストレージを活用
受注管理のExcelファイルを1つだけ作り、全員が同じものを編集できるようにする
更新履歴が残るので、誰がどの変更をしたのかを把握可能

といった、共有フォルダを活用することで、情報共有がスムーズになります。

４、引き継ぎのルールを決める

引継ぎのルールを決めることも大事です。

受注担当者が変更になった、退職した場合でも混乱しないよう、業務マニュアルを作成したり、「注文が入ったら何をするか？」をリスト化しておくことで、円滑な引継ぎが可能になります。

5. 受注処理の無駄を削減する

最後に、受注管理の無駄な作業を削減するための工夫を紹介します。

不要な手作業を減らすことで、受注管理を無料で効率化できます。

例えば、

注文を手書きで記録している場合はExcelに統一
紙の伝票をスキャンしてPDF化し、デジタルで保存
毎回同じ問い合わせが来る場合は、FAQを作成して対応を効率化

というようなことを心がけましょう。

補足：発注管理・在庫管理との連携を意識する

補足として、受注管理だけでなく、発注管理・在庫管理と連携すると作業効率が向上します。

例えば、受注データを使って「よく売れる商品のリスト」を作成し、仕入れの最適化に活用することなどを意識しましょう。

【脱無料】プロがおすすめする受注管理システム5選

「無料の受注管理システムがダメなら、じゃあ、どんなシステムを選べばいいの？」という方のために、

「ちゃんと使える」
「コスパが良くて機能が充実している」
「安心して任せられる」

といった受注管理システム5つを、プロの視点でご紹介します。

注意

各システムの料金や特徴は、提供元の公式サイトや最新の情報をもとに記載していますが、プランやオプションによって変動する場合があります。導入を検討される際は、各公式サイトで最新情報をご確認ください。

システム名	月額料金	特徴	おすすめの業種
１．助ネコEC管理システム	2,100円～	シンプルで使いやすいEC向け注文管理システム	食品・アパレル系
２．ネクストエンジン	3,000円～	複数ECモール・カートを一元管理	アパレル・ライフスタイル系
３．アラジンオフィス	要問い合わせ	BtoB向け、卸売・メーカー向け	卸売・メーカー
４．CROSS MALL	10,000円～	在庫同期・売上データ分析が可能	アパレル・食品・雑貨など
５．スマレジ	5,500円～	POSレジ連携、店舗とECの在庫管理	実店舗＋EC販売